SEから経理へ転職できるのか?

先日、久しぶりに前の会社で一緒だった友人と会ってきた。その友人も元SIerのSEだった。現在は経理をやっている。そう、SEから経理にジョブチェンジしたのである。そんな友人の話しを元に、SEから経理職への転職について書いてみます。





SEから経理への転職は可能か?


可能か?というと、実際に友人が転職しているのだから可能なのだろう。彼は29歳のときにSEから経理へと転職した。元々SEの仕事に未練はなく、いつかは別の職種にと考えていたようだ。彼がSEをやめた理由は以下のとおり。

  1. IT技術だけではなく、会社の経営全体を考えて管理するような仕事をしたかった。
  2. IT技術の進展ははやいので、年をとるとついていけないのではとと思っていた。
  3. ITと会計、すなわちシステムと金を把握すれば、企業の全体像が見やすいから。

そんな理由から、あっさりとSEをやめた。

彼は新卒入社当初からこのキャリアを意識していたらしい。そのため、就職活動ではSIerの中でも“企業会計”に関するシステム開発ができる会社。かつ、大企業のシステムでほんの一部分を担当するのではなく、中規模程度の会社の会計システム全体を見渡せる仕事ができる会社を選んだそうだ。

どんな経歴が活きるのか?


彼はその会社で、会計システムの開発・設計を学んだ。最初は会計の知識がなく、苦しんだそうだが、システムをつくっているうちに、自然と簿記・会計の知識は身についていったらしい。

それと同時に、日商簿記試験の勉強もしていた。簡単な簿記3級はすぐにとり、簿記2級もとったとのこと。1級は難易度がぐんと上がるので、そこまではがんばらなかったそうだ。それよりも、仕事をがんばることを優先したとのこと。

そして、7年間SEを続けた後、満を持して経理職へ転職した。彼のそれまでの職歴・ビジョンは高く評価されたらしく、いくつかの会社から内定を得たようだ。そのなかでも中規模の会社で管理部門を統括するようなポジションを用意してくれた会社を選んで転職した。

彼は会計・経理関係の職歴は0だったが、SE時代の会計システムの設計・開発は高く評価されたとのこと。年齢も30歳未満だったので、いわゆる“ポテンシャル”を期待されたのだろう。

彼の話だと、会計系のSEは会計・経理関係に転職することがよくあるそうだ。公認会計士に合格するSEもいるとのこと。

ねらい目の会社は?


彼のように順調にキャリアを積んでいけるといいのだが、なかなかそうはいかないものです。ごく普通のSEが経理へ転職するにはどうしたらよいのでしょう。

彼に聞いてみると、以下のような会社が狙い目とのこと。

  • 従業員数50人以下の小規模な会社。
  • 専属の社内SEがいない(これ重要)。
  • 経理の正社員が一人で、他は派遣みたいな組織。

さらに転職者は、

  • 30歳以下。ぎりぎり35歳以下。
  • 簿記2級。ぎりぎり簿記3級。
  • 会計じゃなくても、基幹システムなどお金を扱うシステム開発経験。

これがあると経理へ転職しやすいとのことです。
なるほどなあという感じです。

採用の背景をイメージすると、

  • 規模が大きくないので選任の社内SEをおけなかった。
  • 経理担当者が高齢になってきた。
  • 経理担当者の後継者を探したい。
  • できれば、総務やIT関係もこなしてほしい。
  • 社内の管理部門の統括をする総務部長になってほしい。

こんなかんじでしょうか。

このような背景の場合、もちろん第一の候補者は”経理経験者”です。
しかし、同じくらい候補となるのが、SE経験者で”財務・会計に興味がある人”なのです。

採用の決定権を持つ経理の担当者は、

  • 若ければ”経理”については自分が教えればいい。
  • なまじ経理の経験が豊富だと扱いにくい。
  • ITに詳しければ推薦しやすい。
と考えるとのこと。

確かにこんな背景なら、経理経験が少ないSEでも、こんな背景なら採用されるかもしれませんね。

経験を積んだ後


一度SEから経理にジョブチェンジすれば、あとは経理の経験を積めばいいだけです。
経理について一人前になったところで、その会社が気に入っていればそこで管理職を目指すもよし、転職してキャリアアップを目指すのもいいですね。


そんなわけで、今回はSEから経理への転職について書いてみました。

経理なんて、経験がないと採用されないと思っていましたが、そうでもないんですね。
SEに限界が見えてきたという場合、思い切って経理へキャリアチェンジするのも面白そうです!


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